下総の細道(Life Is Like A Phantom)

百代の過客は月日にして行き来う年もまた旅人なり

読書

現代史の中で考える

何かのネットの記事にあった高坂正尭の「歴史としての二十世紀」を借りたかったのですが、貸し出し中だったのでこの本を借りて読んでみました。

医者という病

図書館にあったので借りてみました。作者は東大医学部卒の精神科医。 病院へ行っても何も直せないと言うのが私の持論ですが、そのことを裏付ける本でした。外科(皮膚科と歯医者とを含む)以外は殆ど薬漬けにすることだけが日本の医学会の治療方法であること…

「口伝」の重み

NHKラジオ第一で毎週金曜の21:00からやっている高橋源一郎の「飛ぶ教室」で紹介された「木に学べ」を聞いて読んでみたくなって、我孫子図書館にあったこの本をかりてみました。 指金に手ぬぐい被り、まさに私のおやじと同じスタイルは私の憧憬でもあります。

不安定な天候

昨年末からジェットコースター天気ですが、晴れるんだか雨が降るんだかよくわからない天気が続いています。

ユーカリボンボン

CPU-BACHさんからお借りしたライナー・チムニクの本を出張の行き帰りを利用して読みました。 セロファンの保護紙が付いた本だったので、なかなか常磐線では読めず新幹線で読み始めましたが、時間が足らず。 何とも言えない独特の著者本人のペン画の挿絵が素…

THE PERFECTIONISTS

自分が歩んできた技術屋人生でいつも問われ続けた、「精密」の歴史は曖昧さを許さないpunctualityな人々の歴史なのだろうか・・・ もし次に腕時計と車を買ってみるならGrand SEIKOとロールスロイスにします。ジェット機のエンジンがなぜロールスロイス社なの…

臨死体験

NHKラジオでこの本について話していたので、希望図書を申請したら県内の図書館(千葉県図書館?)から借りてくれました。 ラジオを聞いてから1時間後ぐらいにAmazonで探したら一時在庫切れになっていて、ラジオの影響力は相変わらずあるんだなぁ、と実感。

本当の定年後

図書館で借りてくれたので、読んでみました。 もう一回借りようと思ったら、次の予約者がいたので返却となりました。よって装丁のスキャンができませんでした。ミクロ経済学のカテゴリーでベストセラとなっているだけのことはあります。 老後何が必要でどう…

ハナミズキ満開

図書館のハナミズキが満開でした。 この本を読んで、少し一眼撮影の再開を考えています。 ボティキャップピンホールカメラとか、単玉開放撮影とかまた撮りたくなりました。色々工夫すると写真が面白くなりそうです。とりあえず、全然使ってなかったEF40mmF2…

縄文4冊

図書館の楽しさは、フラッと出会った本でつながっていくことでしょうか。 「縄文文化が日本人の未来を拓く」に書かれていた、弥生時代以降便利さを求めて「役に立つ物」を作り続けた結果が今の資本経済の根本で、「役に立たないことをした方が良い」と言うの…

多賀城 焼けた瓦の謎

「蝦夷の古代史」藤原先生の中学生向けの絵本。 挿絵も素敵で、蝦夷の歴史が紐解かれます。 日本史は大化の改新から始まった中央集権資本主義構造の始まりと、蝦夷との対立史であることがわかります。

蝦夷の古代史

布佐の図書館でたまたま見つけた本。 「エゾ」と「エミシ」との違いは分かりますか? 東北大学文学部の先生が書いた「エミシの古代史」です。東北を知るうえで面白本でした。

里山資本主義

なんとか「主義」って言うと昭和の端くれの人間としては、イデオロギーの匂いがプンプンしてくる訳ですが、里山資本主義は小さな経済圏を構築して少し今の資本経済とは距離置いて行きましょうよ、と言う話し。息子の勧めで読んでみました。 小さい経済圏には…

技術者たちの敗戦

新幹線を開発した島秀雄の文庫本「新幹線をつくった男」の裏広告にあった「技術者たちの敗戦」を図書館で借りて読んでみました。 ゼロ戦の堀越二郎、新幹線の島英雄、造船の真藤恒、レーダ開発の緒方研二、F1の中村良夫をテーマにしています。 ついでに中村…

お金2.0と日本再興戦略

息子のおススメもあって、若い実業家の本を読んでみました。 どちらの本も刺激的でした。息子の時代には資本主義の次の時代が始まろうとしている予感がしました。 昭和の生き残りとしては、百の仕事をこなす21世紀の百姓になろうと思いました。

身近な著者

どちらの本も著者および関係者から了解は取ってませんが、一応読後文を。このブログのアクセス数なら影響力も小さいので問題無いでしょう。 論理思考が苦手なので、例題がちょっと辛かったなぁ。フロチャートの説明は知識のある人には少し退屈かも。もう少し…

戦艦大和ノ最期

学徒出陣で通信少尉となって戦艦大和に搭乗し、奇跡的に生き残った人の戦記。 出港後に既に搭乗員は不毛な特攻攻撃であったことを知っていたと思われるし、カタカナ文語調が戦時雰囲気をより濃く伝えて来る作品でした。

伝統との対決

「日本の文化ナショナリズム」にも引用されていた、岡本太郎の本を読んでみました。 氏は5年も日中戦争へ駆り出されていたんですね。知りませんでした。当時の出版社の意図的でうすっぺらな企画であったことも見え隠れしてきます。 もう少し縄文文化と伝統に…

医者知らず

息子がアトピーで、以来薬を使わない生活をしていました。やや過激なタイトルのこんな本が出ていたので読んでみました。 当家は医療に関してはかなりマイノリティなので、参考にはならないでしょう。 近藤さんは慶応のレントゲン技師放射線科の専門医で医学…

21世紀の経済

ダイヤモンドは立ち読みして、気になったので買って読んでみました。

ハル回顧録

残念ながらハルノートに関しては殆ど触れられていませんでした。 リベラルな民主党の議員でスターリンを絶賛しているのは意外でした。当時のアメリカの典型的な白人至上な考え方が見え隠れしていることが、文脈に読み取れます。 日本が一方的に開戦するシナ…

やっと完読

クリストファー・ソーン著、満州事変とは何だったのか上下巻。 完読に3ヶ月以上掛かりました。この分厚い本を持ち歩くことから、漸く解放されます。

北一輝伝説

松本健一著書の北一輝に関する作品。 本著者が三島由紀夫の時代の世代と被ることが分かりました。団塊(全共闘)世代では有名だったのだろうか? まだご存命かとおもっていたら、2014年に亡くなっていました。

日本の失敗

昭和前史探求の2冊。同じ作者の本ですが、 世間一般で知られている戦前史が、「軍国主義」の一言で簡単に片付けられる物ではないことが良く分かった2冊です。

戦前史

人口6千万人の昭和戦前史は何が起きていたのか知りたくて、ここ3ヶ月ぐらいの忙しいなかで以下の本を読みました。 「昭和の動乱(上)/(下)」重光葵 「戦前昭和の社会」井上寿一 教科書で習った昭和史では知らなかった時代の背景が見えてきました。当時の…

最近読んだ本

よその図書館から借りてくれました。 「不屈の春雷」の牧久さん著作の満州開拓はなんだったのか、と言う本。上下2巻の表紙のコピーを取って、「アッ」と思わず声がでました。 素晴らしい装丁です。 満州開拓と言うと、「傀儡国家」「中国侵略」「悲劇の引き…

10年後の経済

10年後の経済を占うために希望図書しました。 自動車業界もあと10年ぐらいは持ちそうな気がしました。その先は全く読めません。

最近読んだ本

偶然図書館で出会った本。 新幹線の父と言われてる、十河信二の話。上下巻あったので、3か月ぐらい掛かったでしょうか。新幹線の話は下巻の最後25%ぐらいしか出てきません。国鉄総裁になったのが75歳ですから、その半生は明治から戦後がメインなので仕方がな…

最近読んだ本「苦味礼賛」「山怪」

吉祥寺「もか」標交紀氏の著書。 「もか」へ行って、白衣でコーヒーを入れる標氏を見てみたかった。復刻版で、最近出たばかりの本を図書館が借りてきてくれました。 マタギのルポルタージャである著者が、山で起きた不思議な話を聞きまとめた本。 大自然に一…

月と蛇と縄文人

本の中身的には、縄文人の心を考えないと縄文人のことは分からないでしょうと言う解釈から、心理学的な縄文文化のレトリックを読み解いた本。 分類考古学に対する、批判もさることながら、確かに岡本太郎じゃないですが、四次元の文化かもしれません。参考文…