本著者が三島由紀夫の時代の世代と被ることが分かりました。団塊(全共闘)世代では有名だったのだろうか?
まだご存命かとおもっていたら、2014年に亡くなっていました。
右とか左とか、保守とか革命とか70年代の全共闘の香りが漂う時代に、戦前について右でも左でもない歴史解釈をしていた著者は、右からも左からも批判を受けていたようです。
もっとも村山内閣で自民党と社会党が一緒になった時点で、戦後50年の左右の意味合いなくなりましたが。
満州事変が教科書の歴史上は侵略戦争の始まりとか教わっていますしたが、第一次世界大戦バブル崩壊の超不況下でロシア革命の影響を受けながら、国外で発生した国内軍事クーデタと解釈すべきではないか、と新たな歴史観を得つつあります。