この間書店で見つけて、図書館で借りてみました。不耕起農法は凄いです。ちょと農業に未来を感じました。作者が成田の人なので、今度行ってみたいものです。
筑波に農業研究に携わっている人達がたくさんいますが、その成果は農業に還元されていない現実があると思われますが、農協に反目を買うような実践農法を学術研究している人もいないようです。
田んぼの浄化の話から水道事業の話も出てきて、水道局に絡んだ人達が儲かるためのコストの高いシステムを導入していると言う話には、どこか原子力の図式と同じ臭いを感じました。
色々と調べていたら、宮城県田尻町での環境創造型農業シンポジウム第4回ふゆ・みず・たんぼシンポジウムの資料に下記の通りありました。まさに温故知新ですね。既に江戸時代に見つけられていたとは!なぜ技術が継承されなかったのでしょう。大学では福島大・秋田大・東北大が取り組んだ形跡がありました。
ちなみに、田尻町は岩澤さんが一緒に取り組んだラムサール条約登録に取り組んだ町です。
以下、シンポジウムの開催資料から。
冬期湛水水田は『田冬水』として江戸時代の会津農書にすでに記されていた技術で
あることがわかりました。また,抑草対策や冷害対策技術である深水管理の原点も天
明時代に宮城県登米郡上沼の後藤新四郎により,確立された技術であることが明らか
になるなど,環境創造型農業の基本的概念の多くが江戸時代にすでに存在していたと
言えます。
同じ著者の本が我孫子図書館にあったので、早速読んでみました。ほぼ、おなじないようでした。(p.s.2011.9.3)