下総の細道(Life Is Like A Phantom)

百代の過客は月日にして行き来う年もまた旅人なり

Ph計

 だいぶ昔に購入して、買ってすぐに試しても全く反応しなかったPh計、

  購入記録を見たら2017年に¥499で買ってました。

動かなかったので断線でもしているのだろうと諦めていましたが、分解すると特に断線しているような気配もなく、テスターで確認しても導通しています。ph計/光量計/湿度計の切り替えSWと電流計らしきメータがあるだけで、特に難しい回路も無いので不良の原因も分からず。

光量計だけは動くので、メータは壊れていないと断言できました。しかし、電池もないPh計や湿度計の動作原理が分からず・・・

 類似製品の最近のコメント欄を見ると「電極を磨くサンドペーパを付けてくれるとうれしかった。」、と言うコメントがありました。どうやら異種金属によるペルチェゼーベック効果で電池と同じ原理で発生する電流電圧を検出していると言うことでしょうか?

 集魚板を修理した際に使ったサンドペーパでついでに擦ってみました。

黒々と変色していた先端もきれいになりました。

 これを塩素漂白剤(強アルカリ)に漬けると、左側へ針が振り切っているようないないような。そこでプラコップに顆粒のクエン酸を入れて棒を浸してみました。

見事Ph5でしたが             クエン酸が溶け切るとPh4近くに

おぉ~振れました。MOISTも水の中でWET(右)に振り切るようになりました。どうやら出荷時に既に電極が酸化していて、購入直後に確認しても電流が流れていなかったと思われます。

 これで6年越しで復活を果たしたことになります。庭の土壌改良に役立ちそうです。