下総の細道(Life Is Like A Phantom)

百代の過客は月日にして行き来う年もまた旅人なり

知立へ

 そろそろ自転車で出掛けるのが億劫になりそうな気がしたので、育った街・知立へ行ってきました。

 緑の屋根の名鉄タクシーが懐かしかったですが、駅前は漸く念願の名鉄本線の高架工事が始まって、マンションが建ち始めていました。駅周辺も工事が色々と始まって昔の記憶の建物がさらになくなりそうでした。

 昔「少年No.1」を買った古本屋さん。

 ここの近所の釣具屋さんも閉まっていて、昔の記憶がある風景がまったくなくなる予感すらありました。

 郵便配達のアルバイトをした弘法通りを通って猿渡川を回って来ました。家が建て代わり過ぎて、アルバイトで配達した家々の記憶がよみがえりません。

 母校の中学校から逢妻男川へ。環状高速が出来て、田んぼが住宅に変わり、見た面影がありません。

 母校の小学校への通学路。国道1号をくぐる訳ですが、この川でよく遊びながら帰った記憶がありますが、今は水がずいぶんきれいになってました。下水道が整備されたおかげでしょうか。

 藤田屋の大あんまき、本店で食べ損ないました。

 知立神社へ。多宝塔は小学生の時の郊外写生大会でよく書かれるモチーフのひとつでした。

 中は七五三で祈祷中。

 友人のK君の家が近所で、ここへよく来ました。40年もするとずいぶん楠木が大きくなっていました。

 同級生の家で残っていたのは4軒ぐらいしか再確認できませんでした。

 私が暮らした知立は相変わらず工場臭のある街でることを再確認しました。私のアレルギーの原点はここにありそうです。