新幹線の中で読んだ本。我孫子図書館で借りました。
Amazonの書評でも書かれていましたが、外断熱を広めた「いい家が欲しい」の批判が前半にとうとうと述べられており、外断熱の欠点を挙げ連ねていて読むに耐えませんでした。後半は断熱に関する技術書になっているだけに残念な編集方法です。
外断熱が危ない訳ではないので、「あぶない」と言う題名自体が本を売るための煽り感がありありです。
もっとも、「いい家が欲しい」自体もカビやシロアリ・ガラスウールの痛みなどのややセンセーショナルで、感情に訴えた表現が多く、もっと冷静で客観的な表現の技術的な議論が必要だと感じました。
この本自体が2002年初版の十年以上前の技術本なので更に進化していて、外断熱の短所も克服しているでしょう。どうすれば断熱の優れた家になるかは、断熱方法自体についてもっと色々な最新技術を紹介した本を読む必要がありそうです。
前回読んだ「だからいい家を建てる」はこの本で示された外断熱の欠点である、シロアリに弱いことや換気方法に関する反論が書かれた本であることも、この本を読んでよく判りました。