下総の細道(Life Is Like A Phantom)

百代の過客は月日にして行き来う年もまた旅人なり

リアタイヤ ニップル外れる

 自転車を引いているとどこからともなくカラカラ音がします。どうもリアタイヤからです。

 パンク修理の時に何か挟んでしまったかと、昨夜分解し始めたのが運の尽き。バラしても何も見当たりません。

しかし、音だけは続きました。気にしないことにして、タイヤを懸命にリムにはめ直して気づきました。スポークが1本抜けて来たのです。写真のバルブから2本目の手前側のスポーク&ニップルです。リムの構造的に中空部が厚くなっているので、その中をニップルが転がる音だったのです。

 しかも、その中空部からニップルを取り出すのに一苦労。なかなかバルブ穴からうまく転がり出ません。割り箸をバルブ穴に差し込んでニップルを止めて、ピンセットでなんとか取り出しました。

 今度はリムテープの構造が分からず、穴を明けて無理やり入れようとしてもテープがきつくて届きません。リムテープは輪っかになっていて、はめる構造になっていることに気付いて、リムテープをはがしてから、ニップルをリムにいれようとしてまた中空部に落としてしまい、一からやり直し。

 なんとか2回目でピンセットで入れるることに成功し、今度はスポークを入れられずにまたもやリップルが中空部へ。

 振出しに戻って3度目はスポークを曲げながら斜めにリップルのねじ切りに合わせて見事完了。リップルレンチが無かったので、ラジペンにティッシュペーパーを巻いて仮留しました。

 気が付けば午前様。疲れました。

 前からリアタイヤ方面から一定のリズムでクシュクシュと音がして気になっていたのは、ニップルが緩んでスポークが上下していた音のようでした。機械の異音は気を付けないとダメですね。

 まぁ、平沢峠ヒルクライム前にすでにカラカラ音がしていたので、パンクも起きずに無事帰って来られただけでもラッキーでした。