下総の細道(Life Is Like A Phantom)

百代の過客は月日にして行き来う年もまた旅人なり

最高地点(平沢峠前編)

 平沢峠リベンジを目指して、朝9時に出発。まずは前回下見済みの須玉に10:20到着。今回は韮崎運動公園へ登らずに、トンネルを抜けて体力を温存。

8時ぐらいに出た記憶もありますが、写真の撮影記録の方が私の記憶より正しいと思われるので、この時点で往復80kmを目指すにしては、出遅れていました。

 須玉近くの高校生が遠距離徒歩で同じ方向を目指しているようでした。須玉インターの少し先にすき屋があったので、最近朝飯抜きで快適な自分には少し早めの朝食兼昼食。

 高低差1195mの苦しみはここからでした。

 朝食直後にきつかったのは、高根町までの急登でした。その後もひたらすら登りです。ギア比変更がなければ歩いたと思われます。

 もう少しコンビニがまばらにあった記憶があり、コンビニまでを目指して漕ぎましたがコンビニが無く。野辺山の大会の行き帰りにしょっちゅう見ていた橋で小休止。

自動車だと通り過ぎるしかないような場所ですが、自転車なら橋のど真ん中で止まっても問題ありません。写真もしっかり撮影できました。

ここで家から持参したお茶が尽きました。しかし、高根町セブンイレブン以降コンビニが無い。R141は大型トラックが意外と多く、何度も抜かれるたびに肝を冷やしました。

 80年後半のバブルの夢の痕。「あと」もこの漢字の方がぴったりです。

一世を風靡した殿のカレー屋もご多分に漏れず廃墟と化していました。かつてよく見掛けた美術館だのほうとうの小作だの横目にひたすら漕ぎました。

 結局、セブン山梨清里店までコンビニが見つからず、ここで大休憩。左膝がややヤバイ感じになっています。この先の登りも考えると膝が持つか?心配になります。

 小海線が見えてもう少しと言うところで平沢峠右折の案内が出たのですが、道が下っていたので回り道して野辺山を目指しました。(これが後半で正解だったことが判明)

 13:12到着。いやぁ、この見慣れた味噌カツが名物のお店が見えた瞬間、うれしかったなぁ。

 去年も来ましたが、今年こそはお願いしますと鉄道最高地点神社で願掛け。

さすがに、秋の休日でgo toキャンペーンの影響もあってか、観光客もかなりいました。

 日本最高地点の踏切です。

 家族の分も含めて、3回鳴らしました。

ここまで、走行時間3:18、走行距離48.2�q、平均時速14.5km/h。

 ここでトイレ休憩をしながらベンチで靴を脱いでストレッチを実施。標高1375mはさすがに長袖のサイクルジャージぐらでは寒いくらいでした。左膝はこの先もう踏ん張れない状でした。

 13:47再出発。ここで味噌カツを食べるつもりだったぐらいなので、かなり遅れています。目指すは平沢峠、もうそれ程大したことは無いだろうと言うのは甘い考えでした。