下総の細道(Life Is Like A Phantom)

百代の過客は月日にして行き来う年もまた旅人なり

旧小笠原家書院

 中途半端な時間だったので、前から行ってみたかった旧小笠原家書院へ行ってきまし。  小笠原家の家系によると清和源氏で、ひょっとしたら私の血筋に当たるかもしれないので、私にも多少雅な血が流れているかも???  ヒノキの板葺きの屋根なわけですが、最近やった葺き替えには何千万と掛かったとか。  斜地への構造物としては、清水寺と同じ工法だとか。確かによく似ています。  スリッパにも小笠原家の家紋。?手書き。  格子天井は武家のみに許された天井だとか。  この時代の建物としては珍しい、高窓による採光を取り入れてあるそうです。  他にも詳しい説明を受付のオジサンが面白く説明してくれます。元教員だったそうで、しゃべりも流暢です。後でわかったのですが、私の伯母の中学の同級生だったようです。  元小笠原家書院の詳細はこちらに記載があります。 https://www.city.iida.lg.jp/site/bunkazai/ogasawarashoin.html  で、この元小笠原家書院の記念館をデザインしたのが、建築界のノーベル賞と言われるプリツカー賞を取った妹島和代の作品。妹島さんのお母さんが小笠原家の家系らしいです。  彼女の作品は茨城のパチンコ屋が原点で、受賞作品の房総半島の家も、5年前に行った金沢市・21世紀の森美術館も、ガラスを多用していることが特徴です。茨城つながりや家系つながりで何かの因縁を感じます。  入り口も裏の長いスロープを上ります。  それほど展示品は沢山はありません。椅子は21世紀美術館と同じですね。  南アルプスの手前の赤石の山々が眺望できます。  槍のカバーも小笠原家の家紋の三階菱でした。  妹島和代好きのカミさんによると、妹島さんはこの手のモニュメントが好きだとか。21世紀美術館にも有ったとか。