下総の細道(Life Is Like A Phantom)

百代の過客は月日にして行き来う年もまた旅人なり

何の脈絡もない2冊ですが

 希望図書が順次実現したので、下記の2冊を読みました。

 1冊目は、ウォークマンのMP3問題が発生した折に、CPU-BACHさんからお奨めして頂いた1冊。2冊目は日経新聞の書誌広告に出ていた1冊。高脂血症と過去判断されたこともあるので、気になって図書館で借りて貰いました。と言う訳で、2冊にはなんの脈絡もありません。偶然ですがどちらも異様に題が長く、図書検索に手間取りました。

 「大人のための新オーディオ鑑賞術―デジタルとアナログを両立させた新発想」はミュージシャンである著者による、デジタルオーディオを活用した経験が記載されています。CPU-BACHさんの「著者の耳に関しては疑いあり」と前置きされていたのですが、ミュージシャンなので本物のいわゆるオディオマニアではなく、あまり音の再生自体に執念を燃やしている系ではないです。

 複雑な顧客争奪戦から、音楽圧縮方式が多数派生したことが良く判ります。CCCDについては被害にあったことも無かったのですが、OSを麻痺させてしまうほどの制限を掛けていた形式が存在し、S.Jobsのお陰でCCCD系の形式から開放されたことを知り参考になりました。

 アナログである、スピーカとアンプ(D/A含むか?)とに投資しろ、と言う方針はある意味正しい気はしました。

 2冊目の本は、残念ながら言う大豆油を使ったビタミン剤の宣伝本。コレステロールの善玉・悪玉説よりも、リン脂質制御による各コレステロールのバランスが大事で、そのバランスが崩れると、余分なコレステロールが増えると言う説明でした。

 コレステロールの増加は食べ物による生成よりも、肝機能のコレステロールの生成バランスによるより発生する物の方が一桁多く、血液中のコレステロールの絶対値だけでは判らない、と言うことは参考になりました。しかし、そのバランスを献血の成分分析結果とかからどう分析すれば良いのか、全く理解不能でした。できないのかな???

 で、その解決策となるリン脂質は何に多く含まれているかと言う説明までが長く、大豆リン脂質を含む大豆油が有効で、これを大豆の輸入先である北米で新鮮に作っているヘルシーUが優れてる、と言う広告本でした。¥6,800/200粒で並みのビタミン剤の価格とは比較にならないぐらいお高いです。

 大豆油は色々な食品油メーカから発売されていました。毎日飲めば効果があるのか??? 3ヶ月ぐらい人体実験してみますか・・・