去年田んぼをお手伝いして取れたお米を使った、酒作りが始めるための神事に参加して来ました。
茨城県にある白菊酒造さんで、神事に参加して昔ながらの酒蔵を見学してきました。真ん中のスギダマは、新酒の仕込みを始める合図として酒屋の軒に吊るすのが風習のようです。松尾大社のおふだが各所に貼ってありましたが、松尾(まつのお)大社は京都にあるお酒の神様を祭った神社だそうです。
神事と見学会との後に、お餅つきを楽しみました。
酒蔵の入り口には立派なスギダマと長いしめ縄とがありました。
なぜ「するめ」と「昆布」とが奉納されるのでしょう? 結納とも同じ品物ですね。
蔵の温度は4℃でした。麹を高い温度から冷やすときに、キープする温度が香りや味に影響するので、できるだけ低い温度で作業して所望の温度を得られるように冬に仕込むそうです。
四季仕込の大手メーカでは蔵全体が冷蔵庫になっていて、温度コントロールを人工的に実施することで通年酒造できるそうです。
かき混ぜた直後に湧いてくる泡。発酵が生き物であることが実感できます。ほのかに甘いようなフルーティな香りが漂います。