下総の細道(Life Is Like A Phantom)

百代の過客は月日にして行き来う年もまた旅人なり

久しぶりに札幌

 '97から対応していたお仕事が片付くと言うことで、たまたま持っていた飛行機会社のクーポン券を使って札幌まで自腹で飛んできました。

       

 お世話になったお客さんにお会いすることも出来て、最後は電源を落とさせて貰う事もできました。気が付いたら13年も対応していました。「10年以上も先の話なんて」と当時は思っていましたが、自分がそう思っていた未来の時間に遭遇して、不思議な気分でした。

 5年ぐらい前にこの仕事を一緒にやった他の部署の同期入社の人が、7月に亡くなったことを初めて知って、より複雑な気分になりました。

 実は23日の朝方まで対応していのですが、その後関係者で軽く飲みに行って納会をしてからホテルに帰りました。泊まったホテルは札幌駅前の旧ワシントンホテル楽天トラベルで申し込んで朝食付き\5.5kでした。このような駅近の真新しいホテルにこの金額で泊まれるとは時代も変わったものです。

 市松模様の建物が泊まったホテル。

       

 10時直前まで仮眠して、とても¥5.5kの宿泊費とは思えないような豪華なバイキングの朝食を取った後12時にチェックアウト。食欲も無いまま、駅前のビッグカメラを少々覗いてから、フラフラと時計台へ。昔、中学の国語の教科書に出ていた時計台の木の話を思い出します。Googleで調べたら、「にれの町(百田宗治)」でした。このフレーズを今でも良く覚えています。

http://yamaguti.ddo.jp/show?page=343

 にれの木は なにもかも知っていた。

 にれの木は なにもかも見ていた。

このフレーズを見て、国語を教えてくれた先生を懐かしく思い出しました。この詩の解説をしていた時に、皆がザワザワしていて、優しい先生がめずらしく怒って授業を辞めてしまったので、強く印象に残っています。

 この木はそのにれの木なのでしょうか?

       

 と言うことで、札幌市内観光。テレビ塔

       

 旧北海道庁舎。明治時代の建物のデザインには設計者の気概を感じられます。100年経っても魅力的なデザインの物が多い気がします。

 ここの立派なイチョウの木が満開でした。他のイチョウは殆ど落葉していましたが。

     

 もう100歩前進すべきでした。素人丸出しの構図で反省。

 漸く、軽くお腹も空いたので、昔行ったことのある駅前の「一国堂」へ。昔はもう少し広かったと思ったのですが、カウンターが5席と言う超狭い店になっていました。

 もちろん、みそラーメン。

 みそラーメンはさほどかつては好みではなかったのですが、ここのお店で開眼しました。

 その後、星置のキャンプダンガリーへ。久しぶりにスキーのコーチに会って来ました。シーズンin直前はチューンナップが多く忙しい時間を割いて貰いました。ここのチューンは1セット3時間掛かると聞きましたが、いつもそれだけの時間がにじみ出た仕上がりになっています。色々と世の中のことやら、スキーのことやら夕方の5時まで話し込んでしまいました。国体出場なんぞすっかりあきらめていましたが、千葉でもう一度チャレンジしてみようかと考え直しました。

 星置から見た手稲

       

 コーチの話では、今年は北海道でシーラが捕れたと話題になったぐらい海水温が高いようです。残念ながら雪が少なくて、滑りには行けませんでした。札幌に着いた時はこんなもんだったかなぁ、と思うぐらい暖かでしたが、朝方からさすがに寒かったのですが、11月はこんなもんじゃないと言われました。

 帰りがてらに桑園のICIに寄り道。スキーグローブを新調。さすがに、空港までの電車は爆睡していました。千歳空港は改装中で、昔良く食べた蕎麦屋が判らず、普通にジンギスカン定食を食べて帰って着ました。

 自宅に着いたら丁度夜中の12時を回っていました。往復の飛行機・電車をすべてICカードで済ませられました。北海道もSUICA対応になって、便利になりました。但し、北海道ではオートチャージが適用されないので、注意が必要です。羽田を出た時に残高が¥2kを切っていてヒヤヒヤしました。