下総の細道(Life Is Like A Phantom)

百代の過客は月日にして行き来う年もまた旅人なり

樹氷はどこに?

 終わりになる前にと樹氷を見に山形蔵王へ行きました。しかし!!!ここ1週間の温かい気温と雨とですっかりなくなっていました。宮城蔵王から雪上車と言うプランにしなくて正解でした。

 観光協会案内所では、「ちょっと解けているけど・・・」と言われ、ロープウェイのチケット売り場では「全く残っていません」とバッサリ。それでも、折角来たので山頂へ向かいました。

 すっかり、シーズン終了のようなゲレンデ。ご他聞に漏れず、スキー場は空いていました。

 バブルの頃は朝一に整理券を取りに行くと長蛇の列で、午後に乗れた、と会社の人から聞いていたので、ちょっとビビッていました。樹氷観賞だけの人は優先ですぐに乗れました。スキーやボードの人達は1時間待ちだったようです。

 ロープウェイとゴンドラを乗り継いで山頂駅へ。雪がぱらつきました。

 樹氷の残骸。

     

 山頂に来ただけでは面白くないので、息子と2人で地蔵山の山頂まで本格的な登山者に混じって往復してきました。登山者は今風なプラスチック製のカンジキを履いていましたが、ウィンドクラストで足場が固まっていたので、壺足にもならずスラスラ上り下りできました。

 下山してから、麓の「鞍馬」と言うお蕎麦屋さんで昼食。名物の「板そば」を食べました。上越にも同じような「へぎそば」が有名ですが、上杉家流れの食文化かもしれません。

 駐車場で今はなきカザマのこんな板を発見しました。

      

 食事をしてから、「源七の湯」で一風呂。露天風呂がメインで洗い場も無い温泉らしい温泉でした。私も顔に酸性のお湯をかぶるとぴりぴりしましたが、アトピーの息子が少し痒くなったので、短めで出ました。

 温泉めぐり券に付いてきた、こけしの絵付けもして来ました。

 肝心な樹氷観賞も出来ず、滑りもしませんでしたが、1日蔵王観光をして楽しめました。