下総の細道(Life Is Like A Phantom)

百代の過客は月日にして行き来う年もまた旅人なり

奥松島 蛤浜

 短い夏の晴れた休暇を狙って、奥松島の蛤浜に行ってきました。駐車場40台しか留められない小さな海水浴場で、海の家もトイレもありません。海水浴慣れした人達には、まるでプライベートビーチのような感もあります。

 賑やかな海水浴場が希望の方は、手前の野蒜海水浴場がお奨めです。

 遠浅と色々なところに記載されていますが、遠浅と言うよりは入り江と言う感じで反対側の岸が見えるような所です。到着した時はちょうど干潮で、何処が海水浴場かと言う感じでした。

写真はだいぶ海水が戻ってからですが、着いた時は水の所がもっと狭かったです。

 ヤドカリ系の宝庫で何千(万?)匹といました。ぞうりは必須の海水浴場です。あさり50個以上,養殖から流れた生きたホタテも6個も取れましたが、監視員が厳しい目を向けていたので海に戻して帰りました。(周りには密漁禁止の立て看板が多数ありました。)

 この砂の掘り出し物は一体何の後でしょう。

 評判通り水はきれいで水深1m以上は透明度があるのですが、いかんせん水が冷たくてとても泳げるような水温ではなかったです。仙台の荒浜や七ヶ浜の方が、海は決してきれいではありませんが、泳ぐ事は出来るぐらいの水温でした。

 海水浴は12時で切り上げて、女房殿ご推奨の宮戸水産がやっている「うにめしや1号店」でうに定食¥1,200を食べました。表から見たら、ただの水産加工会社のようですが、右側の掘建て小屋のような所で食べることができます。

 あまりの衝撃に写真を撮り忘れて、一番食べるのが遅かった息子の食べかけを慌てて撮りました。食べさしですみません。

 所謂、一舟付いてきます。(ロシア産ですが、しかし、何故か新鮮。)ホタテの刺身もついて、これならお値打ち感大です。

 食後に食堂近くの展望台に上りました。20分ぐらいで登れましたが、奥松島が一望できる眺望はなかなかパフォーマンスが高いです。

 梅雨明けしたかのような青い夏空。

 ホタテ?の養殖棚も見えます。

 登る途中に自生の大きなユリが咲いていました。