自動運転から、図書館で見つけたこれらの本に行き着きました。
FREEを可能になった大きな要因として、ムーアの法則でトランジスタ集積度を限りなく増やした半導体と、ネットの通信容量を格段に増やした光通信の発達とにより、ビット単価を限りなくゼロに近づけられたことで可能となった、と明確に指摘されていました。それらを支えながら、日の丸電子業界が低迷したと言う意味で軽いショックを受けました。
2010年ぐらいの出版でした。クリス=アンダーソンは「Long Tail」で売れた人でした。話題になっていた当時の私の「Long Tail」のイメージは、製品寿命の長い製品のイメージだったので、全く興味を持たなかったのは失敗でした。
どちらの本も、具体的な事例で書いていて理解し易かったですが、実例に個人名がバラバラと登場してくるのには、やや食傷気味でもありましたが。
出版から5年以上が経過してまだ劇的な変化には日本では至っていない訳ですが、お金が要らない、あるいは少なくて済む時代の到来がいつ頃になるのか? 自動運転はそのきっかけの1っとなるではないか、と思いました。
web2.0がはやった頃の2006年ぐらいに読んだ、これら本も図書館で借りて軽く読んでみました。
左の本はGoogleの本質を指摘した本。この辺の話は「Free」の方がより理解することができると思いました。
右の本は「けもの道」を記憶しているので、著者の梅田望夫氏が全盛の頃に買って読んだ記憶があります。「これらの新しい職業」と言う観点で書かれていて、ネット系が儲かるのは分かるけど、
「ハード屋の私に今更どうしろと言うのだろうか?」
と思い悩んだ記憶が残っています。
で、何故この人の話が賛否両論に議論されているのか、当時は分からなかったのですが、「ウェッブ進化論」を読んでいれば、その理由がもう少し理解できたかもしれません。