下総の細道(Life Is Like A Phantom)

百代の過客は月日にして行き来う年もまた旅人なり

上棟

 延びに延びた上棟が完了しました。2階の棟柱。

  

 雪の予報さえもあり、朝の曇り空に心配しましたが、日中は晴天で暖かく、運が良かったです。

 伝統工法による組み立て。本体に釘やボルトは使っていません。

 継ぎ手。

 貫を入れながら建てるのですが、特に一階は柱と柱との間隔を調整しながらギシギシ言わせながら建てていくので、木が折れるのではと心配になりました。大工さん達が最後の棟が上がるまで一所懸命にやっていただけたので、日没と同時に無事に完了しました。

 これだけ手間がかかり人手で木を組んだ上棟だと、大工さんをねぎらう上棟式の意味が理解できました。クレーンがなかった時代はもっと大変だったと思いました。

 昨年1月から土地探しを始め、2月に運良く土地を購入。ある設計事務所と初回の検討まで進みましたが、あまりにも当方の希望が受け入れられず、ご破算。GWに今回の設計をお願いした設計事務所を訪れたのがきっかけで、7月末に契約。消費税up回避の駆け込み契約になりました。

 購入した土地が古家付きで解体費用を節約しようと、物置の残置物を自力で処分しました。週末2日で、なんと1トン近くの廃棄物をレンタカーで運ぶことに。高いと思っていた解体業者さんの見積もりに納得。おまけに、昼食時に自宅前に45分止めたレンタカーで駐車禁止と言うオマケ付き。

 10月に古家の解体と地鎮祭をやってから、駆け込み需要の影響もあり、上棟がここまで遅れてしまいました。この辺は古墳もあるので、地盤調査時に教育委員会の埋蔵品調査とかもあり、申請等も大変だったようです。