下総の細道(Life Is Like A Phantom)

百代の過客は月日にして行き来う年もまた旅人なり

館山

 館山へ遊びに行ってきました。

 館山城。

     

 海沿いの小高いところに建っている城で、眼下には内房の海と館山の町並みが広がります。サツキの風とあいまって、気持ちの良い眺めでした。

 沖ノ島

 面白い島です。関東大震災の際に陸続きになったらしいです。子供と行くと探検できて楽しめます。BBQを楽しんでいる人達が海岸線沿いに沢山いましたが、騒々しい雰囲気になっていて、自然を楽しむにはやや幻滅しました。

 崖観音。

     

 帰り道の途中で見つけて、立ち寄りました。館山城の西に位置して、これまたすばらしい眺めでした。今の建物は昭和元年に建立したもので、それでももう1世紀近くになろうとしていますが、もともとの建立は奈良時代中期の行基の作品と推測されいるようですが、まだ調査ができていないそうです。建屋の風貌や位置からすると、密教系のチベット仏教の影響を受けているような気もしました。

 昨日までの雨がウソのように晴れ上がり、行きの館山自動車道から見えた富士山。(春霞でよく分からないかも?)

 少し寝坊したのでR16の村上以降の渋滞にどっぷりはまり、正午頃に館山ICを降りたところで目にしたおみやげ物屋さん「道楽園」で昼食。

 お店の中に大漁旗。 

 息子が頼んだ、海鮮丼。

 浜焼き定食¥1050。写真は2人前。サザエ、ホタテ、アジの開き。

 これで、一人前¥1kはお安いと思いました。(刺身はありませんが。)

 グリルで焼きます。

 なんだかんだで、2時間近く居座ってしまいました。

 腹ごなしに館山城へ登りました。左端が自衛隊堤防。

 眼下に館山市街が広がります。

 孔雀園があります。孔雀はどこの鳥でしょう?日本には無さそうな色使いです。 

 途中でアゲハチョウを捕まえました。

 本日メインイベント、沖ノ島。気の早い子供が水着で水際を飛びまわっていました。海岸沿いは投げ釣りをする人がグルリといました。

 外房側を見たところ。

 ハマダイコンの花。大根が海辺で野生化したもののようで、実際に根は大根として食べられるようです。

 貝のように見えますが、触ると柔らかく流木に生えた植物の芽のようでした。

 先日の茨城県自然公園の情報を考えると、この辺海岸は溶岩が固まった地層構造と思われます。

 少し沖の岩に渡って、得意になる人。

     

 カニをサキイカで捕っている人がいて、一緒に捕ってくれました。

 旧日本軍の地下壕でしょうか?

     

 ちょうど子供が通り抜け出来るぐらいの窓があいていました。ここら、機関銃掃射をしようとしていたのではないかと思われるような絶妙な穴です。

 帰りがけに自衛隊堤防も覗いてみました。相変わらずの賑わいです。

 去年の夏より少なかったですが、イワシが群れていて、親子が釣っていました。

 

     

 自衛隊堤防から遠く館山城を望めます。去年の夏に来た時には、釣りに熱中しすぎて、館山城に全く気になっていませんでした。(お城が小さかったので、てっきりまたどこぞの宗教家のお城かと勘違いしていました。)

 この後、崖観音を帰りがけに発見して寄ったのですが、GW渋滞にハマりながらR127を帰還。保田でしぶとく息子とメバルチャレンジしましたしたが、1時間ではダメでした。親指大ぐらいの小魚は群がっていました。結局、この粘りが帰還を遅くして、温泉も夕食も無しとなる散々な結果に・・・