下総の細道(Life Is Like A Phantom)

百代の過客は月日にして行き来う年もまた旅人なり

わら一本の革命

 我孫子図書館で借りて読んでみました。「究極のたんぼ」にも引用されていた本で、最近話題になっている「奇跡のりんご」の著者もこの本に学んだようです。農業の本と言うよりは哲学の本です。

     

 ここまで突き詰められると、技術者や科学者は人類にとって本当に役に立っているのか?と考えさせられます。何年後になるのかわかりませんが、今の経済社会の行きつく先の姿がおぼろげながら見えた気がしまます。

 1960年代当時に、この本の内容のような活動をして、学生運動真っ只中の人生に迷えるヒッピーが集まる山小屋になっていたことは、時代の状況をよく反映していると思いました。最近だと優秀すぎて社会に挫折して事件を起こした某宗教の信者に何か近い感じがしましたが・・・。(あの事件ももう既に10年以上前?!)