下総の細道(Life Is Like A Phantom)

百代の過客は月日にして行き来う年もまた旅人なり

中央アルプス駒ケ岳ロープウェ

 朝起きると風越キャンプ場は寒いくらいだったので、息子も少し川遊びして終了。思ったよりも水がきれいではなかったです。

 キャンプ場がキャンプ場だっただけに、朝飯は車の中で移動しながら食べることにして、名水100選にも選ばれている「猿倉の泉」に寄ってから次の目的地の駒ケ岳ロープウェへ向かいました。

     

 中央高速で移動して30分程度で到着。小学校の3年生で初めて来て以来6度目の中央アルプスです。ロープウェの搭乗口まで移動するバスが太田切川を橋を渡る際、天気も良く宝剣岳が望めました。これは幸先が良いです。

 まず最初にロープウェの乗り口しらび平駅まで駒ヶ根橋の周辺の駐車場へ車を置いてバスで移動します。8時ぐらいに着いたので、バスも殆ど待ち無しで乗れましたが、最初の試練が息子を待ち受けていました。昔歩いた山道をバスが登っているのに懐かしい思い出わくわくしている私の横で、それとは正反対に車に酔い易い息子がグロッキー。まぁ、なんとか吐かずに耐えました。しらび平、到着の図。

 ロープウェも30分待ち位で乗れました。その間は駅の売店でお土産など物色。

 山の中腹にある滝。花崗岩で出来た中央アルプスは水が豊かです。

     

 ロープウェが出来た当初の小学生3年生の時に、今は亡き親戚の伯父が連れて行ってくれたのが初めてで、当時は中央高速も無く飯田から駒ヶ根まで2時間近く掛かった記憶があります。

 次に登った時は学生の時に単独行で下からロープウェも使わずうどん坂を登って、宝剣小屋に泊まって檜尾岳まで縦走してやはりロープウェを使わずに下山。

 3回目は学生時代最後の春休みに残雪の中央アルプスをアイゼン&ピッケルで将棋頭山から空木岳まで縦走して木曽殿乗越を木曽側へ下山。残雪に何度も道を迷って死ぬかと思いました。帰ってから翌週に同じ下山ルートで別の学生のパーティが本当に遭難しいていました。春山素人登山者が良く行ったなぁと今思うと当時は無謀でした。

 4回目は社会人になってから、会社の同僚とロープウェで駒ケ岳まで行って、南越百山までを縦走。その時も滝の上を渡渉するときに滑って転倒しましたが、今考えればそのまま流されて落ちたら確実に死んでましたね。流されるほど水流が無かったのが幸いでしたが。

 中央アルプス花崗岩がメインの山脈で南は木曽御岳・恵那山までつながっていますが、この山脈は不思議とピークから50mぐらい降りたところで水が湧いていて登山中も水に困らない不思議な山脈です。

 最後は女房殿を引き連れてロープウェで観光でもと来たら、架け替え工事中でロープウェに乗れず、ハイク気分で太田切沿いの山道を登っていたら突然50匹以上の猿の大群に遭遇。今でも女房殿はその時の恐怖が語り草になっています。