下総の細道(Life Is Like A Phantom)

百代の過客は月日にして行き来う年もまた旅人なり

太田田んぼ復田

 息子も連れてアサザ基金の太田田んぼ復田作業に参加しました。天気も良く、暑からず寒からず、作業をしていても汗ばむこともなく、絶好の作業日よりでした。

 この蒲の群生地を耕しました。

 こんな根っこばかりの土地が田んぼになるのかと思いましたが、達人の方々曰く、「今お米を作っている田んぼも元はこんなんだったから、大丈夫。」とのことです。

 藤の花が満開でした。

 自然の藤棚で山中藤だらけ。

 木の天辺まで藤が咲き誇っていました。つる科の植物の繁殖力は凄いです。

 午前中は、龍ヶ崎で大規模営農している横田農場さんで、種蒔き。まずは種蒔き機の見学から。育苗用のトレーへの土入れ・水撒き・籾撒き・水+消毒撒き・土要れ・トレー積みまで一連の作業がラインで実施されています。トレーにして1000枚を一つの育苗ハウスにいれ、ハウスが6棟以上あったので、人手でやっていたのではとても間に合いません。

 全体の種蒔きライン。上の大きな袋は土が入っています。

 土をブラシで均します。

 水撒きの後、籾を撒く装置。

   

 籾の上から、水+消毒液を均一に散布。

 土が上から掛けられ、

 最後はトレーがシフトアップして重なります。

 ここまで10秒掛からないのではないでしょうか。

 我々が撒く、土。苗は病原菌に弱いので、焼土殺菌した土を使いました。

 一緒に撒く有機肥料

   

 バケツで3Lの土を測って入れて、手で均します。

 肥料を撒き、水を掛けた後、籾撒き。

 トレー50枚を手作業でしたが、1hぐらい掛かったでしょうか???

 育苗ハウス見学。千枚のトレーは圧巻です。

 撒いたばかりで発芽したてのトレー。雑菌の混入と日焼け・水の蒸発を防止するためにシートを被せるそうです。

 丁度田植え中で、このトレーを若い人達が積む作業をしていました。トレーは水を含んだつちなので、結構重いので大変だと思います。1000トレーを1日で田植え機で植えてしまうそうです。

   

 今日は端午の節句ですね。

 田んぼに戻って生物調査。今回の生き物たち。

 左隅の大きいのはギンヤンマのヤゴのようです。

 シオカラトンボ♀。 

 シオカラトンボ♂。

 名前を忘れました。息子のお手製昆虫カゴで。

 居なくなったと言われているミツバチがたくさん居ました。

 巨大版ガガンボ

 雉も畑に出てきていました。

 お昼ご飯はかまどで炊いたご飯とソーラークッカーで調理。

 K氏280°F。137℃ぐらいでした。

 美土里の卵で生卵ご飯を頂きました。

 天気も良く、空気も美味しかったので、ちょっと食べ過ぎました。