下総の細道(Life Is Like A Phantom)

百代の過客は月日にして行き来う年もまた旅人なり

ひげ剃り修理

 CPU-BUCHさんがインバータの蛍光灯を直しているのに触発されて、壊れた髭剃りを再分解して、故障の原因を深堀してみました。

 以前の掲載にも書いた通り、至極簡単な構造でネジは2個しかありません。

 楕円のカムがプラスチックのバネを叩いていると書きましたが、よく観察したら、カムにモータの軸とずれた軸が付いました。この軸がモータの回転で楕円軌道を描くことで、白いプラスチックのバネを左右へ動かす力に変換させていました。

 故障した時、モーターは正常に動いていて空回りしていたので、どうやらモータの軸とカムとの接続がゆるくなったことが原因のようです。

 しっかり、モーターの軸へ押し込むとカチッとはまり、また元通りに動くようになりました。モーターの軸が円形で、カムにも円形の穴が空いていて、軸と穴との誤差だけで嵌め込んだ構造になっているので、5年間の使用で軸と穴とに隙間が生まれたものと思われました。また再発した、接着固定する予定です。

 電気部品はモータを除くと、電池ケースの裏側に付いている電源スウィッチだけです。これだけシンプルなら長持ちするはずです。

 新型の小型2枚歯より、どうもこの古い1枚歯の低音の方が自分にはしっくりくるので暫らくまた使ってみる予定です。