下総の細道(Life Is Like A Phantom)

百代の過客は月日にして行き来う年もまた旅人なり

仙台港 新北堤防

 仙台での釣りも今回がおそらく最後ではないかと思い、朝はAM4:30夜も明けないうちから仙台港へ釣りに行ってきました。今回は暗いうちから湊浜漁港で夜(朝)釣りをした後、渡船で新北堤防へ行ってきました。

 新北堤はドンコ祭りとなりました。10匹以上は釣りましたが、我家では家族が食べる分以外は持ち帰り禁止なので、ドンコ3匹とウミタナゴ1匹を除いて全てリリースしてきました。

 先ほどまで包丁を研いでいました。これから、ドンコをさばかなくてはいけないので、時間がありません。写真・詳細は近いうちにアップします。

 まだ、完全に真っ暗なうちから家を出ました。まだ暗くて誰も居ないと思っていたら、同じマンションのおじさんがどこかの釣りから帰って来ていたのにすれ違ったのには驚きました。

 最初に到着は火力発電所のすぐ近くの湊浜漁港。海を見て左側の堤防でブラクリで始めました。初めての夜釣りです。

 電子の眼はさも明るいかのように撮れていますが、実際は真っ暗で煙突の煙はこんなにはっきりとは見えません。

 あまりに暗すぎて、重りが狙ったところに行っているのかどうかさえも判らず、釣果ゼロ。しかし、キャンプ用に買ったランタンがかなり明るいことが判明。役に立ちました。

 渡船業者の山崎へ6時に移動して、会員券と乗船券とを購入。親父さんの「安全」についての説明が長かったですが、真剣に聞きました。陸はそんなに風が吹いていなかったのですが、10m以上はあると言われました。昨日、北海道の自衛隊員が夜釣りのプレジャーボートで天気の急変により転覆して5人死んだばかりなので、人ごとではなかったです。

 渡船は菖蒲田漁港で、ちょうど日の出の時間でした。良い朝焼けの写真が撮れました。

 今回はRAW+Lで撮ってあったので、現像してみたい思います。

 7時の始発で北新堤防へ渡して貰いました。山崎の渡船。MAX20人ぐらいでしょうか。

 新北堤防へ到着。今回はW師匠と初参戦のルアー派Uさんと3人でトライです。

 事前情報でドンコとソイとあったので、最初からブラグリで堤防外側テトラを狙いました。まずは最初に私にドンコが来ました。思わず目元がゆるんでしまいました。

     

 グローブはW師匠から借りましたが、これが水をはじいてくれてなかなかのすぐれものでした。名取のフィッシャーマンで安売りしていたので買っておきたいところです。

 今回最大級で28cmぐらいありました。

 その後、暫らく堤防外側でドンコが入れ食いに近い状態になりました。そんな中、内側のケーソンを狙っていたら、引きがあります。狙い続けていたら、手のひらサイズのウミタナゴが来ました。小さい割にはなかなかの引きが楽しめました。

 堤防外側にブラクリのまま投げてアイナメ君22cmをゲット。

 今回は根掛りも多く、ブラクリ3個,片腕天秤&重り1組を地球に引っ掛けたまま放置してきました。根掛りで仕掛けを失うと結構滅入ります。もう少し、持ってかれない仕掛けの工夫が必要だと思いました。ラインもかなり傷んだので交換が必要そうです。午後から堤防内側でアイナメが掛かるようになっていました。Wさんが結構ヒットしていました。

 こんな大きな船も来ます。

 去年仙台湾クルーズで乗った「きそ」。

 結局14時の船で戻りました。今回の釣果。生けすで貯めてあったので、食べる分だけ頂いて、あとはリリースしました。

 ほとんど20cm越えのドンコで引きも重かったです。小さいのは全部リリースしたので、10尾以上は釣れたと思います。楽しめました。渡船で来た甲斐がありました。

 帰りの船では、こんなのを釣った人もいました。尖った魚をイメージしていたのですが、アンコウのようでした。「ホッケ」だそうです。

 今回は肝を肝味噌にしてみました。生でも食べれるそうですが、今回は焼きバージョンにしました。

 ウミタナゴの塩焼きはタイに味が似ていると今回我家では一番人気でした。

 夕食。ドンコ汁と焼きにもチャレンジ。ドンコ汁はSさんのアドバイス通りその日に頂いたら、臭みが全くありませんでした。

 卵巣だと思ってドンコ汁に入れたのですが、実は胃袋。中から消化できていない蟹が出てきたのには驚きました。ドンコはカニも丸呑みしているようです。

 それにしても包丁が切れなかったです。研ぎ方を研究しなくては・・・